JBVツアーお台場大会でのひとコマです。女子3回戦草野・へザー組対田中・溝江組の試合中の出来事です。
白熱したラリーが続く第2セット。溝江明香選手の好セット(トス)を、ライトサイドから田中姿子選手が待ってましたとばかりにフルスイングをしました。 ボールは草野歩選手のブロックをかすめ、クロスコースを守っていたへザー選手の顔面を襲いました。サングラスも飛んでしまうほど、田中選手のスパイクは強烈でした。
痛みをこらえ、うずくまるへザー選手の様子を見た田中選手は、すぐにネットをくぐって彼女のそばへ駆け寄りました。「ごめん、大丈夫?」「うん、平気だよ。」という流れで、ゲームは一時中断しました。
ビーチバレーのルールでは、「相手コートに侵入する行為」は禁止されています。また、何の反則も犯していない田中・溝江チームは、次のサーブを打つ準備に移ってよいのです。勝つことだけを考えていたら、相手チームの回復を待つ必要などないのが普通です。
この光景を見ていた観衆からは、一斉に温かい拍手が送られました。この成り行きを観察していた審判は、へザー選手のプレー続行可能を確認してから、おもむろにゲームを再開しました。
他によくあるケースでは、ラリー中にネット際で選手同士が交錯してしまい、一方が倒れたりすることがあります。こんな場合も、手を引いて助け起こしたり、「大丈夫か?」の声かけマナーが爽やかです。
ネットで隔てられ、原則身体接触がないビーチバレーですが、不可抗力のアクシデントに遭遇した時、相手を気遣いベストの状態でプレー再開を願う態度は大切です。お互い全力プレーが基本だからこそ、対戦相手との対等意識が必要で、スポーツの価値がここにも存在します。
白熱したラリーが続く第2セット。溝江明香選手の好セット(トス)を、ライトサイドから田中姿子選手が待ってましたとばかりにフルスイングをしました。 ボールは草野歩選手のブロックをかすめ、クロスコースを守っていたへザー選手の顔面を襲いました。サングラスも飛んでしまうほど、田中選手のスパイクは強烈でした。
痛みをこらえ、うずくまるへザー選手の様子を見た田中選手は、すぐにネットをくぐって彼女のそばへ駆け寄りました。「ごめん、大丈夫?」「うん、平気だよ。」という流れで、ゲームは一時中断しました。
ビーチバレーのルールでは、「相手コートに侵入する行為」は禁止されています。また、何の反則も犯していない田中・溝江チームは、次のサーブを打つ準備に移ってよいのです。勝つことだけを考えていたら、相手チームの回復を待つ必要などないのが普通です。
この光景を見ていた観衆からは、一斉に温かい拍手が送られました。この成り行きを観察していた審判は、へザー選手のプレー続行可能を確認してから、おもむろにゲームを再開しました。
他によくあるケースでは、ラリー中にネット際で選手同士が交錯してしまい、一方が倒れたりすることがあります。こんな場合も、手を引いて助け起こしたり、「大丈夫か?」の声かけマナーが爽やかです。
ネットで隔てられ、原則身体接触がないビーチバレーですが、不可抗力のアクシデントに遭遇した時、相手を気遣いベストの状態でプレー再開を願う態度は大切です。お互い全力プレーが基本だからこそ、対戦相手との対等意識が必要で、スポーツの価値がここにも存在します。